肩こり解消処

肩こり解消法について:其の壱 姿勢を正す

さて、不良姿勢とはどういう状態かをお話しましたが、
これを解消するには

『ズバリ!姿勢を正す!』

「そんな事は分かってますよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、
皆さん正しい姿勢って本当にご存知ですか?
自分で色々努力しているなんて方もいると思います。

正しい姿勢とは頭の重さや自分の体重=地球の重力を体全体で
上手く分散できているかどうかということです。
何を指標にして判断していけばいいのでしょうか?

ここで、簡単に出来る正しい姿勢のチェックポイントを挙げてみます。

立っている状態で人間を真横から見た時に、
耳の穴から肩、股関節、膝、踝(くるぶし)までが 一直線になるラインが一番身体に負担がかかりにくく、 背骨のカーブも正しい弯曲が描けている状態となります。

なかなか自分の体を横からみるなんてことはしないし、できないですよね。
もし、お友達やパートナーで姿勢に興味があれば、
一度メジャーなどで耳からくるぶしまで一直線に測ってみたり、
デジカメで写真を撮ってみたりするといいですね。

なかなか、耳の穴から肩、股関節、膝、踝(くるぶし)のラインがきれいに 並ばないのがわかると思います。

今度は座っているときの姿勢はどういう状態が正しいのでしょう?

現在日本での仕事の内容はデスクワークが多いですね。
慢性の肩こり持ちの人はデスクワークを毎日している方が多いのが現状です。

頭が前へ突き出ていたり、うつむき加減になっていたり、
腕を前へ出すような状態でパソコン作業をしていたりすると、
首や肩に負担をかけてしまいます。

では肩に負担がかかりにくい姿勢とはどういう姿勢でしょうか?

ポイントは股関節の角度(椅子の高さ)・腰の位置・腕の高さと角度・首の位置にあります。
まず、股関節の角度ですが90°〜120°になるのがベストです。
この角度の範囲内だと骨盤がしっかりと立ち、骨盤が立つことによって腰の前弯が保てるのです。
腰椎の湾曲ができると背筋が伸びてくるのがわかると思います。

腰の位置は椅子の最も深い場所に座り、背もたれをしっかりと使いましょう。
もし、背もたれを使うと腰が丸まってしまうような椅子に座っている場合は、 タオルを丸めて腰の位置におくと背筋がしっかりと伸びた状態を維持できます。

腰椎の湾曲を作ると、胸も自然と前へ出てくるので、背中が丸くなりにくくなってきます。 ただ、やはり意識は必要ですけどね。

腕の高さと位置も90°がベストです。前腕の位置にキーボードがくるようにして、 なるだけ腕は前に出さないように心がけましょう。

肘を伸ばして腕を前に出すような姿勢は、
「前へ習え」をしているような状態です。
簡単に言うとキーボードを使っている間、腕の重さを肩の筋肉で支えなければならないので、 腕が前へ出ていれば出ているだけ、肩にかかる負担が増えてしまいます。

ずっと腕や肩の筋肉をじーっと使って、筋トレをしていいるような状態です。

それは、肩周辺の筋肉も疲れ果ててしまいます。

また、肘を伸ばして腕を前に出すような姿勢は 肩が前に出てしまうため、身体が丸まりやすくなります。

身体が丸々と自然に首の位置は前方にスライドするため、 前述した重力線がずれて、頭の重さを背骨で支えることができずに、 肩や首の筋肉への負担が大きくなってしまうのです。

このように身体の構造は全て連動して起こっているため、
いくら顎を引くことを意識しても足や腰の位置、 肩や首の位置の全てが正常でないと保てないのです。
デスクワークをされている方は特に注意してみてください。

最後におさらいです。

股関節の角度は90°〜120°に

腰の位置は椅子の最も深い場所に座る。

骨盤を立たせ、腰の湾曲を保持するために背もたれもしっかりと使う。

タオルを丸めて腰のところに置くと楽に背筋を伸ばせるので試してみましょう。

胸を軽く張るようにすると背中が丸まりにくくなる。

腕は肩から下へまっすぐ下ろし、肘は90度に。

最後に顎を軽く引くようにし、頭が前へ出ないようにする。

意識がかなり必要となってきますが、少しずつ実践していくと自然と姿勢が良くなってきて、 見た目にもきれいになり、体も疲れにくい体へと変化していきますので、

習慣がついてくるまではちょっと大変ですが、トライしてみましょう。